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歯ぎしりと食いしばりの違いと原因について 

こんにちは。日暮里の市来歯科医院です。
ホームページ・ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、歯ぎしりと食いしばりの違いと原因についてお話しします。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

■歯ぎしりと食いしばりの違い
歯ぎしりとは、歯を左右にすり合わせることで「ギリギリ」と音がする現象です。これを「グライディング」と呼びます。
一方食いしばりは、歯を強く噛み締めることですが、音が出ないため気づきにくいのが特徴です。このことを「クレンチング」と言います。
歯ぎしりは横方向に力がかかり、食いしばりは縦方向に力がかかります。
中には、歯ぎしりと食いしばりの両方が混在している方もおり、歯や顎に大きな負担をかける可能性があります。
また、どちらも長期間続くと顎の筋肉に大きな負担となったり、歯や歯周組織にも致命的な影響が及ぶため注意が必要です。

歯ぎしりと食いしばりの違いと原因について

■歯ぎしり・食いしばりの原因
歯ぎしり・食いしばりの原因は、まだ完全に解明されていませんが、ストレスや緊張が大きく影響していると言われています。
また、不眠症や睡眠時無呼吸症候群など、睡眠の質が悪いと歯ぎしりや食いしばりが起こりやすくなります。
他にも歯並びが悪いと噛み合わせが不安定になり、歯ぎしり・食いしばりを誘発することがあります。

■歯ぎしり・食いしばりのメカニズム
日中の歯ぎしりや食いしばりは、日頃の習癖が主な原因です。
起きている時のクセは自分で意識することで改善することができます。
一方、夜間の歯ぎしりや食いしばりは眠っているときに無意識で起こるため、自分の意識だけでは止められません。
日中の咬合力は自分の体重くらいと言われていますが、就寝中はその2〜5倍もの力がかかることがあります。
これは食べ物を噛むときの咬合力に比べると、非常に大きな力です。
これだけの大きな力がかかり続けていると、顎や歯、歯周組織に負担をかけ、顎関節部の痛みや筋痛、歯牙のすり減り、歯や歯根部の破折、歯が凍みるなどの知覚過敏、歯槽骨(歯の周りの骨)の吸収、詰め物の脱離や破損にも繋がってしまいます。
他にも夜間の歯ぎしり・食いしばりがあると朝起床時に顎が痛い、重い感じがする、疲れているといった症状が出る場合もあります。

■歯ぎしり・食いしばりの治療
まずは原因と考えられるストレスや緊張の解除、日中に無意識に食いしばりなどをしているようでしたら、意識的に上下の歯が接触しないようにすることが大事です。
その上で顎関節痛がある場合や歯の保護のためにマウスピースを製作しております。
中にはマウスピースをすることによってより食いしばってしまう方もいらっしゃいます。
また、保険外治療となってしまいますが、噛みしめたり食いしばったりする主な筋肉の咬筋に対してボツリヌス菌の注射(通称ボトックス注射)を行うことも非常に効果的です。
他にも歯並びが良くない場合には矯正治療を検討する場合もあります。

歯ぎしりと食いしばりの違いと原因について

■まとめ
歯ぎしりと食いしばりは、いずれも顎や歯、歯周組織に負担をかける好ましくない習慣です。
歯ぎしりは音が出るので、家族に指摘されることで気が付く方も多いです。
歯ぎしりや食いしばりの自覚がある場合や気になる場合にはそのまま放置せず、ぜひ市来歯科医院へご相談ください。