おしらせTOPICS

インプラントと全身疾患(糖尿病・高血圧など)の関係 

こんにちは、荒川区・日暮里の市来歯科医院です。

当院のホームページ・ブログをご覧頂きありがとうございます。
本日は「インプラントと全身疾患の関係」についてご説明します。
特に、糖尿病や高血圧などの持病をお持ちの方から、「インプラント治療は可能ですか?」というご相談を多くいただきます。

結論から言えば、これらの疾患がある場合でもインプラント治療は可能です。
ただし、リスクを把握し、適切な管理を行うことが前提となります。

■ インプラントと全身疾患の関係性
インプラントは外科手術を伴う治療であり、全身の健康状態が治療成功に大きく影響します。
全身疾患があると、次のような点で注意が必要になります。

・**傷の治癒が遅れる可能性**
・**免疫力の低下により感染リスクが高まる**
・**麻酔や出血など手術時のリスクが増えることもある**

では、それぞれの疾患について詳しく見てみましょう。

■ 糖尿病とインプラント
糖尿病はインプラント治療において最も注意すべき全身疾患の一つです。
血糖値が高い状態が続くと、傷の治癒が遅れたり、細菌感染に対する抵抗力が低下するため、インプラント周囲炎などのリスクが上がります。

しかし、近年の研究では、HbA1c(ヘモグロビンA1c)が7.0%以下にコントロールされている場合、成功率は健常者とほぼ同等であることが報告されています。
つまり、「血糖コントロールがなされていれば治療は可能」ということです。

■ 高血圧とインプラント
高血圧がある場合、局所麻酔や手術に伴うストレスで一時的に血圧が上昇し、出血や心臓・脳血管系のリスクが増す可能性があります。
しかし、内服薬で血圧が安定している方であれば、問題なく十分に安全に治療を行うことが可能です。
また、手術の際に静脈内鎮静法を併用することで、麻酔科医が血圧コントロールを行うことで心臓などへの負担を減らして、お身体にとって安全に治療を行うことができます。

■ その他の疾患(骨粗しょう症、心疾患、脳血管疾患など)
・骨粗しょう症:ビスホスホネート製剤などを使用している場合、顎骨壊死のリスクがありますが、服薬理由や服用期間、投与経路を確認することで適切に対応できます。
・心疾患や脳梗塞の既往:抗血栓薬を服用している場合は、休薬の判断を主治医と連携しながら行います。休薬不要のケースも多く、出血管理に留意して手術可能です。

■ 市来歯科医院の対応と取り組み
当院では、全身疾患をお持ちの方でも安心して治療を受けていただけるよう、次のような取り組みを行っています:

・内科や主治医との連携
・術前の血液検査や健康診断書の確認
・術中のバイタル管理(血圧、脈拍など)
・術後の感染予防と経過観察の徹底

インプラント治療は「お口の中だけの問題」ではなく、「全身とのバランスをとった治療計画」が成功の鍵です。

■ まとめ
糖尿病や高血圧などの持病があっても、適切にコントロールされていればインプラント治療は可能です。
重要なのは、信頼できる歯科医師と連携し、ご自身の体調に合わせた無理のない治療を進めていくことです。

当院では、全身状態を考慮した上で安全かつ確実な治療をご提供しています。
気になることがあれば、どうぞ市来歯科医院までお気軽にご相談ください。