歯ぎしり(ブラキシズム)の原因と対策について
こんにちは。
日暮里の市来歯科医院です。
当院のホームページ・ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「歯ぎしり(ブラキシズム)」について、原因と対策をわかりやすくまとめました。
気になる方はぜひ参考にしてみてください。
???? 歯ぎしり、放っておくと危険かも?原因と対策を解説!
「朝起きたときに顎が疲れている」「歯に浮くような違和感がある」「家族に歯ぎしりを指摘された」――そんな経験はありませんか?
これらはもしかすると「歯ぎしり(ブラキシズム)」が原因かもしれません。
歯ぎしりは睡眠中だけでなく、起きているときにも起こります。自覚しにくいため、気づかないうちに歯や顎に大きなダメージを与えていることがあります。
今回は、歯科医師の視点から、歯ぎしり(ブラキシズム)の原因と対策について解説していきます。
???? 歯ぎしり(ブラキシズム)ってどんなもの?
無意識のうちに上下の歯を強くこすり合わせたり、食いしばったりする習慣を総称して歯ぎしり(ブラキシズム)と呼びます。
ブラキシズムは睡眠時だけでなく、起きているときにも起こり、次のように分類されます。
- グラインディング:ギリギリと音を立てて歯をこすり合わせる(一般的な歯ぎしり)
- クレンチング:音は出さず、強く噛みしめる(食いしばり)
- TCH(Tooth Contact Habits):本来、安静時には接触していない上下の歯が常に触れている状態
歯ぎしり=寝ているときのギリギリ音、と思われがちですが、実は「音」がしない食いしばりや、軽い歯の接触状態も歯ぎしり(ブラキシズム)の一種です。放置するとさまざまな不調を引き起こす可能性があります。
⚠️ 原因はストレスだけじゃない!
歯ぎしりの主な原因には次のようなものがあります。
- 精神的ストレス・緊張
- 噛み合わせや歯並びの不調和
- 睡眠の質の低下(例:睡眠時無呼吸症候群)
- 長時間のスマホ・パソコン使用などの生活習慣
- 不安定な義歯の使用
- 遺伝的要因
特にストレスの影響は大きく、現代人にとって歯ぎしりはとても身近な問題といえます。
???? 放置するとどうなる?
歯ぎしりを放置すると、以下のような悪影響が現れることがあります。
- 歯のすり減りやひび割れ
- 詰め物・被せ物の破損・脱落
- 歯根破折
- インプラントの緩み
- 知覚過敏
- 顎関節症(口を開けたときの音・痛み)
- 慢性的な頭痛や肩こり
- 顎の疲れ
- 歯を支えている骨の吸収
こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、早めの対応が大切です。
???? 歯科医院でできる対策
最も一般的な治療法は、寝るときに装着する「ナイトガード(マウスピース)」の使用です。
市販品もありますが、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスピースの方が、歯にぴったり合うため効果が高いです。
また、歯ぎしりに最も関与している「咬筋」に対して、ボツリヌストキシン注射(通称ボトックス注射)を行い、筋力を弱める事も有効です。
しかし、ボトックス注射の効果は永久的ではないため、複数回の施術が必要になる場合もあります。
また、噛み合わせが原因の場合は、歯の高さや当たり方を微調整したり、被せ物の調整・再製作を行ったり、人によっては矯正治療が必要な場合もあります。
???? 日常生活でも予防できる!
歯科医院でのケアに加え、日常生活でも歯ぎしりの予防は可能です。
- 就寝前はスマホ・パソコンを控え、リラックスタイムを作る
- ストレッチや深呼吸で体と心をほぐす
- 姿勢を整え、首・肩に負担をかけないよう意識する
- ストレスを溜めないよう、気分転換の習慣を持つ
小さな工夫を続けることで、歯ぎしりの緩和につながります。
✅ まとめ
歯ぎしりは、静かに歯と顎をむしばむ“睡眠中のトラブル”です。
放置すると、歯を失ったり、顎の不調につながったりする恐れもあります。
気になる症状がある方、あるいはご家族に指摘された方は、ぜひ早めに市来歯科医院にご相談ください。
