おしらせTOPICS

口臭の原因と対策方法について 

この度は日暮里の市来歯科医院のホームページ・ブログをご覧頂きありがとうございます。

新型コロナウイルスに振り回された2020年も残すとこあとわずかとなってしまいました。
今まであまりマスクをしなかった方も感染対策のためマスクをするようになったかと思いますが、マスクをすることによって今まで気にならなかった口臭が気になる方もいるのではないでしょうか?

そこで今日は口臭についての説明をさせて頂きます。

口臭には寝起きなどに匂いが強くなる生理的口臭やニンニクなどを食べて匂いが強くなる一時的な口臭と、胃腸疾患や耳鼻咽頭の疾患、歯周病などのお口の中に原因のある持続的な口臭(病的口臭)に分けられます。

生理的口臭は就寝中に唾液の分泌が減少することによってお口の中の細菌数が増えることによって起こりますが、食事や歯みがきを行うことで匂いは落ち着きます。

糖尿病や胃腸疾患が原因からだの病気に起因するものは、におい物質が血液によって肺に運ばれることで口臭となることがあります。
また、耳鼻咽頭領域に関しては、副鼻腔炎や扁桃腺炎、悪性腫瘍などが原因となり匂いがお口から出てきてしまいます。

そうした中でも口臭はお口の中に原因があることが多く、歯周病や歯に付着したプラーク(歯垢)、進行した虫歯や舌の上の汚れなどから匂いを発します。

歯周病がある方、歯石がある程度付着している方などは歯周病の原因菌によって分泌された揮発性の硫化化合物(硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイド)から腐敗臭を伴う不快な匂いが生み出されます。
歯周病によって歯と歯肉の境目の歯周ポケットが深くなってしまうと、深い部分に歯石が付着したり、歯周病の原因菌の住処となってしまいますが、そのような深い部分に歯ブラシは届かないため、歯科医院でのクリーニングが必要となります。

また、磨き残しによって溜まってしまったプラークも匂いの元となったり、新たな歯石となったりするため、日々の歯みがきが重要です。
プラークは歯と歯の間や奥歯に溜まりやすいので、デンタルフロスやヘッドの小さい歯ブラシがおすすめです。

他の原因として親知らずによって粘膜が化膿してしまったり、歯の神経が壊死してしまい歯根の先端が化膿してしまったりして、お口の中に膿が流れ出ることによっても口臭は引き起こされます。

そして意外に忘れがちになってしまうのが、舌の上の汚れである舌苔からの匂いです。
舌の表面には舌乳頭と呼ばれる突起があるのですが、そこに口腔内粘膜の老廃物や細菌が付着堆積することによって舌苔が形成されます。
舌苔を除去するためには舌ブラシを使用し優しく表面をなぞるように奥から手前に動かしてください。
舌は傷つきやすいため、やり過ぎたり力を入れすぎたりしてしまうと、出血したり味覚異常がでる可能性があるので注意してください。

口臭予防として、毎日の歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシ、舌ブラシ、洗口剤とさまざまなツールを用いて口腔ケアを行う事が重要です。

また定期的に歯科医院での専門的口腔ケアを受けることによって自分では取り切れない歯石や汚れを除去し、お口の中の状態を綺麗に保ちましょう。

当院では患者様一人ひとりにあった口腔ケアの仕方をお口の中の状態に合わせて提案させて頂きます。
日暮里で口腔ケアを行う歯科医院をお探しの際にはぜひ市来歯科医院までご相談ください。

当院の予防歯科についてはこちら